アジア経済ニュースNNA ASIAは2018年06月19日に、香港の航空大キャセイパシフィック航空手(國泰航空有限公司/Cathay Pacific Airways Limited)は2018年06月19日に、2018年05月の旅客数が前年同月比0.8%減の延べ人数282万7,634人だったと発表した。
前月と同じ下げ幅。搭乗率は2.2ポイント下落の82%だった。
貨物の取扱量は8.2%増の17万5,074トンで、伸び幅は前月から1.5ポイント加速した。
積載率は2.3ポイント上昇の68.6%となった。
数値はいずれも100%子会社のキャセイドラゴン航空(国泰港龍航空/Cathay Dragon/旧香港ドラゴン航空)を含む。
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2018年05月の旅客部門について、「観光のオフシーズンに当たり、伸び悩んだ。」とコメントした。
ただ、商用での渡航需要が増えたことと為替変動で旅客収益率は改善した。
貨物部門は、特に中継貨物の増加が積載率を押し上げ、収益率の向上にも貢献した。新しく開設したヨーロッパ3路線も順調で、「想定通り」と評価した。
2018年01〜05月の旅客数は前年同期比1.4%増の1,455万9,319人だった。
搭乗率は0.7ポイント下がり84%。
貨物取扱量は7.9%増の85万7,897トンで、積載率は2ポイント上昇の67.8%となった。
キャセイ航空の最高顧客・商務責任者(CCO)盧家培(Paul Loo/ポール・ロー)は、米中の貿易をめぐる対立が同社の貨物業務に与える影響について、香港の新聞「SCMP(South China Morning Post/サウス・チャイナ・モーニング・ポスト/南华早报/南華早報)」は2018年06月19日で初めて懸念を表明した。
盧CCOは、「状況を非常に注意深く見守っている。直ちに影響はないが、状況は日々変化している。」とコメントした。「貿易摩擦は起こってほしくない。貿易戦争は誰の利益にもならない」などと話した。
市場競争の激化を受け、キャセイは2016〜17年に2年連続の最終赤字を計上した。だが、貨物部門の業績は好調を維持している。キャセイは米国行きの貨物便を1日当たり最大6便運航している。
これが狂うと、赤字はさらに拡大する。
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